大阪市の国保について
大阪市の国民健康保険について、「大阪市の国保をよくする実行委員会」が次のような見解を発表しましたので、紹介いたします。
大阪市の国民健康保険の賦課方式の変更と今後の運動について
2006年2月17日
大阪市の国保をよくする実行委員会
2月16日、「平成17年度大阪市国民健康保険運営協議会第3回総会」が開催されました。昨年12月22日の第2回総会で、突然国民健康保険料の賦課方式(国保料の算出方法)の変更が提案されましたが、私たちはその問題点を指摘し、①滞納が起こっている根本原因をよく見極め、それに対して必要な手立て=減免規程の拡充を行うこと、②ムダな大規模開発や不公正乱脈な同和行政に終止符を打ち、一般会計からの繰入金を増額することなどを求めて運動を進めてきました。
しかしながら、わずか2回・4時間半ほどの審議で、運営協議会は「賦課方式の変更はやむなし」の答申を取りまとめ、この答申を受けて大阪市の関市長は議会に予算案を提出することになります。
関市長は市民サービスの切捨てを「マニフェスト」という形でまとめ「改革の信を問う」としていました。重大なことは、大阪市の48.5%の世帯の約100万人に関わる国民健康保険料の賦課方式の変更内容を、マニフェストにすら掲載せず、市として一切の広報をすることなく運営協議会に諮問し、実施の答申が取りまとめられるに至ってしまったことです。
今回の賦課方式の変更の問題点は、①滞納が起こっている根本原因への対処を怠り、「なだらかな負担」を口実に低所得者に大幅な負担増をかけること、②巨額のムダ遣いを温存しながらも、一般会計からの国保会計からの繰入金を削減していること、③経過措置はわずか2年に限定されており、抜本的な減免基準拡充を拒んでいること、です。
第3回運営協議会総会では冒頭に、亀井委員長から「500通を超える市民からのはがきが届き、その全てに丹念に目を通した。これは加入者2000人に1人の割合であり大変重みのあるものである」と、私たちのハガキ運動にたいしてコメントし、10人ほどの生の声を読み上げたことは私たちの運動の方向性が正当であり、インパクトを与えたことを改めて証明したものと言えます。答申は、総論では「やむなし」としながらも、①賦課方式の変更に伴う急激な変化について十分に配慮を行うこと、②一般会計からの繰り入れについては、一般会計への影響を配慮しつつ特段の努力を行うこと、③新しい賦課方式の後の状況を委員に報告し、運営協議会が監視機能を持つこと、④国に対して交付金ペナルティを廃止するよう強く求めることなどの内容も含まれています。さらに、この新方式の問題点が厳しく指摘され、減免規程の抜本的改善を求める強い意見が出されたことも併記されることになりましたが、これらのことは異例のことと言えます。
仮算定方式が廃止され6月~3月までの10期納付になることもあり、6月の算定の通知以降、市民的に大問題となることは必至です。「収納率は向上する」との市の「楽観的」な見込みには何の保証もありません。私たちは市民にこの問題を広く知らせ、減免規程の抜本的改善で“払える国保料”にし、安心してくらし、医療を受けられるよう、今後とも署名や宣伝をはじめとした運動を進めるものです。
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