大阪市をよくする会は、8月21日に、市政ウォッチングを行いました。
その概要を感想を交え、お知らせします。
① 同和行政
浪速区内の旧芦原病院近辺の「太鼓ロード」と呼ばれる一連のムダ遣いを視察しました。芦原病院は、関市長と関わりがあるといわれる弘道会病院に売り渡され、「生野浪速病院」の青い新しい看板が付けられていました。以前荊冠旗が掲げられていたところに、そのあとかたが見て取れます。
視察したものの中に、5つのモニュメントがありました。一つは、太鼓のカラクリ人形ですが、上部に付けられたカラクリだけで7000万円を費やしたとのこと。参加者からは「土地なしで7000万円あればどんな豪邸ができるんでしょうねぇ」「これは本当に地元住民の強い要望で作られたものなのか??」などの声が出されました。
市営住宅は新しいものと古いものとが並立しており、新しい住宅にも「貸付停止」(旧同和住宅の立て替え時に一時的に転居するためとして、公募することを認めていない住宅)があり、不公正さを示すものでもありました。
市営住宅居住者のために、とバリアフリーの共同浴場を作ったものの、1回も利用されていない状況を目の当たりにしました。
旧「同和地区」と「地区外」との境目は、経過を知らない人にはほとんど区別ができず、同和行政終結の必要性がいっそう明らかになりました。
②フェスティバルゲート
市が200億円を負担し信託を解除して売却することになったフェスティバルゲートは、わずか8億円の鑑定しかついていません。空き家対策で困窮した交通局が、ゆとりとみどり振興局の「NPO支援策」を採用し、4つのNPOの入居を認めました(しかし、賃貸借契約書はかわしてくれなかった!とのことです)。10年の約束であったものの、わずか4年で明け渡しが求められるという状況です。「ココルーム」代表の上田假奈代さん(詩人)は「大阪市が失敗したフェスゲに市の支援を受けて入居している」との無理解に心を痛めながらも、アート手法での就労支援、行き場のない若者支援などの“事業”に心を砕いている姿が共感を得ました。上田さんは、表現活動に関心のあるホームレスの人たちとの出会いを通じて、難しいと思われていたアートを社会に結び付けていく活動に尽力しています。ビッグイシューへの応援イベントを行ったり、国際支援基金からの助成金を得てロンドンでホームレス支援の公演を行うなどの活動を進めています。
③ ミナミの街
大阪の街が大きく変わっている一つの象徴的な状況です。放置自転車の増加、老舗の廃業、空き店舗にはびこる「無料案内所」などです。無料案内所の背景には暴力団と関わりがあるものも少なくないと言われています。いったん広がりだすと街の空気が変わってしまい、安心して歩ける街でなくなってしまう状況に陥ってしまいます。「悪貨は良貨を駆逐する」の町づくり版のような状況が展開しています。そんな中でも、わが街ミナミをなんとかしようと、地元の老舗の皆さんを中心に清掃や放置自転車対策に尽力しています。
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